ロンドン (London) 旅 レポート

London

ロンドンという街は、ヨーロッパを代表するような巨大な街ではありますが、印象としては 「こじんまり」 という感じがします。

超高層建築というのが日本と比べてあまり見られません。
バルセロナやバレンシアと比較しても、建物全体が低いです。どうやら4階建ぐらいまでの建物が多いです。
もちろん、東京やニューヨークと比較すると低層街です。

郊外に行くと高層ビル群もあるようですが、世界有数の高さを誇る観覧車「London eye」からみても、遥か遠くのカナリーワーフという地区まで行かねばなりません。
ロンドン中心部には、高層建築はあまり見られません。(しかし、Shell Centre は結構高かったな)

パブや飲食店はそこら中にあって、夜遅くまで開いているようなので飲食には困りませんが、 物価は強烈に高い のでそれなりの覚悟が必要です。

我々が宿泊したチェルシー周辺に関しては、超高級住宅街らしいのですが...どうでしょう、日本の超高級住宅街とは全く雰囲気が異なります。
高級長屋街と言えばいいのでしょうか? 日本にあまり同じような建物がなさそうなのでイメージしずらいですが、3階~4階建ての長屋が繋がっている構造でした。
しかし、ロンドンは バブル全開 らしく、目の玉飛び出るような物価高もそうですが、この長屋街の道路端には、ポルシェやBMWなんかが無造作に路駐されている光景が当たり前のように展開されていて、違和感がありました。
ひどい時には フェラーリの路駐 などという日本では信じられないような光景を目の当たりにする事もあり、「日本のバブルの時よりひどいんじゃないかなぁ?」と、思ったり。
有料の駐車場が、日本のようには無いです。
フェラーリが...
道路は複雑で入組んでいて混雑しています。
日本のような都市高速というのは整備されていません。
かろうじて、ヒースロー空港から市内までは高速道路がついているようですが、他は高速道路に乗る為に市街外郭部まで一般道をひたすら移動するしかありません。
ですので、ガトウィック空港への移動は結構時間が掛かります。
急いでいる場合や、時間が無い場合は鉄道の利用を検討する方がよいかもしれません。
ロンドン外郭部には、高速道路M25が環状に配置されています。

全体的に、都市基盤としては、東京と比較してロンドンの方が優れている...などとは決して思いません。
都市基盤としては 東京の方が勝っている点の方が圧倒的に多い と思います。
(但し、空港はロンドンの方がマシです。決して良くは有りません、マシなだけ)

しかし、ロンドンが有する世界的ブランド、統治システム、マネーシステム、世界戦略、等々については、学ぶべき部分は大きいと思っています。

だから多分、ロンドンは観光に訪れるのに適した街ではありません。
ロンドンは、ビジネスには適した街だと思いますし、
ロンドンは、勉強し、人脈を広げ、貪欲にそのシステムを盗み取るのに適した街だと思うのです。

政治家 を志す人には、ぜひ留学先にイギリスを選んで欲しいと思ったりします。
とんでもなく したたかで腹黒いイギリス式政治 は、日本のような島国で貿易立国であるからこそ最大限活用できると思います。
そういえば、 小泉純一郎 はイギリス留学経験者でしたね。

なんといっても、イギリスは近代に入ってから戦争に負けた事の無い稀有な国です。
イギリス自体に強力な軍事力があるかというと、そうでも無いと思います。
確かに核保有国ではありますけれど、所詮小さな島国です。
では、なぜ負け知らずなのか?
高い外交的交渉力を保っていられるのか?
国際的にも高い軍事的プレゼンスを保っていられるのか?

そこには、情報の集中するロンドンというシステム。
インテリジェンスに長けた諜報組織の存在。
はたまた、国際標準言語としての英語の地位の高さ。
最終的手段としての近代的で有能な軍事力。
そういったいくつもの組織の有機的複合的統合運用能力が飛びぬけて高いのだと思います。
つまり、裏の裏の裏まで読みきる 腹黒さ を、長年にわたり培っているからなのではないでしょうか?

もちろん、戦争なんか無い方が良いに決まっているのですが、理想とは別に現実的対処の実例として、こういう部分を学ぶ事は大変大事だと思います。

アメリカで政治を学んでも、アメリカのような資源や軍事力の無い日本では、アメリカ式政治を活用しようが無いのではないでしょうか?

ニューヨークばっかり見ている日本人が多いと思いますし、それは私も同様で、あながち間違いではないと思うのですが、
もう少し、ロンドンという街を注目してみるべきなのかもしれないと、今回の旅行で思いました。
それは観光と言う意味ではなく、政治や軍事やビジネスという意味において。
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