大阪の南河内では「うす揚げ」の方が一般的な気がしますが、油揚げでも通じます。
さてさて、油揚げには「豆腐屋の数だけ油揚げがある」などと言う格言めいた言葉まであるらしく、
世間で売られているものに関しても、種類や値段にかなりの幅があります。
名前も色々あって、「京あげ」とか「松山あげ」というのも、あぶらあげの一種です。
食べ比べの為に色々な油揚げを買ってきて食べましたが、やはり値段の差は味の差に如実に表れる気がします。
まぁしかし、たまに値段の割にアレな油揚げもやっぱり存在して、ちょっとガクっとなったりしました(笑)
さて、世界的に油揚げってどうなんでしょう???
中国にもあるのでしょうか?あぶらあげ。
どうも油揚げというと和風な感じがするのはなぜでしょう?
中国で稲荷寿司とか見たことありませんし、しかし、日本独自とも思えない。
そのうち調べる事にします。
油揚げ風なものといえば、中国には「油条」がありますね。
中国粥には欠かすことのできない立役者です。
しかし、あれは小麦粉ベースらしく、どっちかといえばパンの親戚のような気がします。
話を油揚げに戻しますが、
最近、油揚げを作ってみました。
そういえば、油揚げを作った経験が私にはありませんでした。豆腐屋なのに。
さぁ、レッツ試作!
試作1号は完全に失敗。
知識だけではだめなんだな...と、実感。
試作2号は、油揚げらしくなる。
しかし、なんだか膨らみがいまいち...
試作3号
なかなかの完成度。油揚げらしい感じ。
試作4号。
成功。完全にモノにしました。
よし、これでようやく売り物になるクオリティと確信。
4回もかかるとは、なかなかコツを掴むのが大変でした。
さてさて、実際に売るのかというと、まだなんとも言えません。
価格的には世間よりも高くなるのは確実です。しかし、味も世間よりずいぶん上を行っているはず、と思っています。