北京 レポート

世界遺産 万里の長城

端まで行ってみたい...

3000Kmの世界遺産

ようやく、八達嶺長城へと向かう。
八達嶺長城は、観光化されている万里の長城の一部で、特に有名なスポットらしい。
地球の歩き方を見ると、ロープウェイなんかもついているらしいし、その気になれば、直行便のバスや鉄道でも行けるようだ。
また、八達嶺のHPでは、日本語の案内もある。
http://www.badaling.gov.cn/language/jp.asp

さて、「じゃ、ロープウェイで楽々長城見物だなぁ」と思っていたのだが、世の中そんなに甘くないようで、ガイドからは「歩いて登って下さい。45分後に、あっちの休憩室で集合です、ぢゃ!」というありがたい言葉をもらって、ロープウェイ乗り場とは全く違う、登山口?みたいな場所でフリーにされた。
入口は谷底で、長城はどちらも山頂方面へ向かって伸びている。
「なんでやねん!」とは思ったが、目の前に長城があるのに登らない訳には行かない。
向かって左が男阪、右が女坂と呼ばれているらしい。
人が多く登っている方の女坂の、5楼目までを目指して登りだした。

約15分で目的地まで到達。しかし、長城ははるか向こうまで続いている。
もうちょっと行こうかなと思ったのだが、同行人が「もうええよ、帰ろう」との事なので、帰る事にした。
うーん、もうちょっと行きたかったな。

山の上からの眺めは素晴らしかった。

八達嶺はしっかりと観光地化されており、その点ではトイレ等も使えるので安心できる。
中国へ来たなら、一度は訪れたい場所ではあるが、一度行ったら十分な気もする。
いや、世界遺産だし、すごい場所ではあるんですけどね。

下りの途中にはスライダーの乗り場があるのだが、これに乗ってしまうと登ってきた位置とは違う位置に降りてしまうので、乗ってはいけません。

下りも結構、足腰に来る。勾配が急なので、私の場合はつま先が痛くなった。履きなれた運動靴で行った方がよいし、革靴やハイヒールでは厳しい。

ちなみに、集合場所の休憩室は 景徳鎮 の販売所となっており、中に入ると売り子に追い回される事になるのだが、もうそろそろ、そいういううっとおしさにも馴れてくる頃なので、図太く無料のお茶を飲んで、トイレを使って、何も買わずに出てくるという事も普通にできるようになってくる(笑)

中国、恐るべし。ちょっと旅行しただけで、全ての日本人に大阪のおばちゃん並の図々しさを身につけさせる場所。

もちろん、ここでも入口付近には、景徳鎮のデカくて高い壺が、観光客が引っかけて倒してしまいそうな位置に配置されている。注意する事。

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