後宮を一直線に通りぬけ、太和殿、中和殿、保和殿のある外朝部までやってきてしまいます。
保和殿では、玉座があり、玉座の上に「皇建有極」の字が掲げられています。
乾隆帝の直筆らしいのですが、中国の皇帝というのは達筆ですね。
意味がわからなかったのですが、ネットで調べたら 「皇帝にも限界がある」ぐらいの意味らしいのです。
そんな意味の書を玉座の上に掲げるでしょうか? 間違っているかもしれんと思ったのですが、
「いかに功績をあげた皇帝さえ限りがある、だから人は謙虚であるべき」という解説も見つかりました、ちょっと納得できますね。
現代まで黒々とこの書が残っているのは、ガイドの説明によれば、皇帝の使うものは全て最高級なので、漢方薬とかニカワ入りの最高の墨で書いたからじゃないかとの事です。
へぇへぇへぇ。
一通り写真を撮って太和殿へ。
太和殿は、中国最大の木造建築物なのだとか。
太和殿には建極綏猷と、玉座に掲げられている、意味は調べてみてもよくわからない。
どうやら、天と民の間に立って、中立な統治をしなさいよ。ぐらいの意味らしいのだが、日本語で説明しているサイトがみつからないのはなぜでしょう?
中国語の説明を翻訳機にかけたら、建極は正しい治国、綏は順応、猷は道とか法則とかの意味になるようです。
さてさて、適当に写真撮影タイム等を取り、正面方面に向けて出発します。
太和殿の前は、ひろーい広場になっています。
ここに臣下をひれ伏させるのは、どんな気分だったでしょうか??
正面には太和門があります。
門というには、中々スケールの大きな門です。