豆腐(TOFU)レポート

腐乳を食べる

恐怖の中華食材

あなたは 腐乳 を知っているか?
豆腐屋をやっていても、一生食べることのない人も多い(かもしれない)、中華圏の発酵食品世界に君臨する、恐るべき食品の事だ。

豆腐を麹と塩汁に漬け込んで作る。
臭豆腐 も腐乳の仲間らしいが、正直言って違いなど私にとってはどうでもいい。
その気になったら違いとか歴史とか背景とかを詳細に報告したいが、そんな日が来るとは思えない。

今回、我々はこの腐乳を手にいれ、食する機会を得たので、レポートする。
もしかしたら、死ぬかもしれない。
いや、多分死なないとは思うが、死ぬかもしれない臭気が漂っている(本当に...)

○そのまま食べる
そのまま食べられるらしい。
粥に入れて食べたりするらしいのだが・・・・・・・ むっ、無理だ。
我々はこれを断念した。

○揚げて食べる。
そのまま食べるなんて自殺行為以外の何物でもない。
揚げてみる事にした。

うん、臭気が抑えれれている。これならいけるかもしれない。
一かけら口に放り込んでみる。

食べられなくはない。

美味いかと聞かれると、 いやぁ、おいしくない。
しかし、きっとこれはチーズなんかと同じで、食べ慣れるうちに美味さがわかってくる 「通」 の食べ物なのだろう。

おそらく私の状況は、 初めて納豆を食わされた外国人 のような状況なのだ。

○結論
これを食べ慣れた中国人なら、とても美味しいのだろうけど、食べ慣れていない日本人の私にはハードルの高い食品だった。
私は漬物や納豆やチーズは食べられるしおいしいと思うが、クサヤはどうしても食べられない。
さて、腐乳については、そのままで食べられるようになるとは思えない。きっといつまでもクサヤと同じく食べられないままだとおもう。
しかし、揚げたものは一応食べられたので、何か加工を加えたら食べられるようになるのかも?ならないのかも?

まぁ、蕎麦が食べられない蕎麦屋の息子だっているのだ。ちゃんと普通の豆腐なら美味しく食べられる私は、豆腐屋失格という事はないだろう。
よかった、腐乳屋とか臭豆腐屋の息子に生まれなくて。

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