豆腐(TOFU)レポート

豆乳

豆乳

豆腐を作る過程で、 豆乳 とおからが出てきます。
大豆を搾ったのが 豆乳 で、搾りかすがおからです。

さて、豆乳をにがりで固めると豆腐になりますが、豆乳だけでもおいしく飲むことができます。

日本で飲まれる豆乳は、ほとんどが「牛乳の代替商品」という位置づけのように思いますが、
発祥の地中国では、豆乳自身がアイデンティティを持った商品として生活に根付いているようです。

中国では、露天や駅売店のような場所でも、「 豆漿 (トウチャン)」=豆乳の事 という表示と共に売られていてとてもポピュラーです。
どうやら砂糖を加えるのが普通らしく、甘いです。
上海では、ペットボトルの ウーロン茶にも砂糖入り があるくらいですので、そういうものなのかもしれません。

スタンドの豆乳(豆漿)は、ほとんどがインスタントの豆乳(乾燥させた粉末豆乳を水にといて作る)という話も聞きましたが、真偽の程はわかりません。しかし、中国では粉末のインスタント豆乳が売られているのは確かです。

鹹豆漿 (シェントウチャン)という、豆乳に酢を加えてモロモロにした 豆乳粥のようなもの も中華圏ではポピュラーなようです。
美味しいですし、ヘルシーな感じもします。

豆乳を火にかけて出来る膜が ゆば(湯葉) ですが、ゆばはまた別の食材という位置づけにあります。
ちなみに、この膜ができる現象の事を 「ラムスデン現象」 と言うらしいです。
ラムスデンさんが、なぜにそういう研究をしていたのかは、全くナゾです。調べてもわかりませんでした。

豆乳については「美味いのか?」とよく聞かれますが、感じ方は人それぞれなので何とも言えません。
私自身は 豆乳は美味いと思う のですが、多少クセもありますので、とりあえず牛乳が飲めない人は豆乳も飲めないと思います。

うちの場合、成分無調整なので、お客さんの感想ははっきり二つにわかれます。

●めちゃめちゃ美味い派
●うーん、飲めんこと無いけど派

豆腐はほとんどの人に 「美味い」 と受け入れられるのに、豆乳でこうはっきりと感想がわかかれるのが不思議です。

ちなみに黒豆豆乳の場合は豆自体の甘みが多く出る事もあって、美味い派が増えます。

豆乳は、近年の健康ブームもあって、支持層が広がっている商品であるのは間違いありません。
通の飲み物「豆乳」に、ぜひトライしてみてください。

個人的にお薦めは、豆腐店の店頭で売られている成分無調整豆乳です。

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