スペイン 旅行 レポート

ラ ロンハ(ラ・ロンハ・デ・ラ・セダ)(la Lonja de la Seda)

商人の真剣勝負の場所

ラ ロンハ 内部

バレンシアで現在唯一の世界遺産であるラ ロンハは、取引所の建物だったそうで、なるほど入ったところは広々というか、ガラーンとしています。

世界遺産といえば教会のような装飾された場所か、モデルニスモな ぶっ飛んだ 建物ばかりを見てきた我々にとっては、ラロンハはシンプルだけど重厚な作りの実用重視な商人の仕事場な雰囲気がありました。

もちろん、そこは世界遺産ですので、様々な装飾がそれぞれ美術品のようで素晴らしい建物です。
でも、華美ではなく、あくまで控えめ。

文章を書くには困った場所でもあります。

だって、スペインの世界遺産にしては、特徴なさすぎなんだもの...

確かに素晴らしい建物なんですけど、他が特徴ありすぎるんですかねぇ。
なんせ、 クニョクニョしてないし(笑)。

装飾はすばらしいけれども控えめ。
よく見てみると、かなり凝った造り。
あくまでも実用重視!
装飾は実用の障害にならないように細心の注意と技巧でなされている。
という感じです。

バルセロナだけを見て、スペインを判断してはならんなぁ。
誤解を恐れずに言うならば、スペイン人にも、真面目でマトモな建築物を立てて、それが世界遺産に認められるまでになるような実利の人々も存在していたんだなぁ。
昔のバレンシア商人は偉かった。
という、どちらかというと、その装飾ではなくて、その歴史を学んで感じる世界遺産なのだと思います。

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